縦露地の家
東京, Japan
- Architekten
- 遊空間設計室
- Standort
- 東京, Japan
- Jahr
- 2012
敷地13.3坪(44.12㎡)、各階の面積は一番広い階でも28.79 ㎡。 このような条件の場合必要な部屋を、容積いっぱいに確保したくなりますが、ちいさいからこそなおさら、遊びや豊かさを感じられる可変性のある空間を作り出すことが、大切になります。
リビングには、丸い座卓のあるタタミスペースや3階には、和の庭と3帖の茶室があります。アプローチの3つの自然石の飛び石、玄関の芦野石の空間、リビングから見える黒竹の中庭や小物を飾るニッチ、トップライトの光や街路樹の木洩れ陽が映り込む左官の壁や2階の寝室のランダムな組子の障子を見ながら3階に至る螺旋階段のある縦の空間を「縦の露地」に見立てて、日常を彩る住まいの中心軸にしています。
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