高内智紀／TAADS

東京・渋谷と恵比寿の間の一等地に位置する、アメリカ人ご夫妻のためのお家です。
いまだ昔の情景が残る土地に対し、どのように閉じて、どのように開くかが、計画
の焦点となりました。
土地の価値を考慮し、容積率いっぱいに建築することを前提に、中央階段を3 層に
渡る吹き抜けにし、トップライトを設け、室内空間でありながらも明るい空間を
目指しました。
RC 構造の特性を十分に発揮し、2F は柱の無い大空間として計画、また、第一種低層住居専用地域に位置しながら、3 階建て・リビング天井高2.6M を実現。
ビルトインガレージ、ウォークインワインセラーに加え、各ベッドームからアクセスできるensuitのバスルームを完備、外人向けのホテルライクなプログラム構成としつつ、内部家具・建具は全て造作とし、最小限に見せるディティールが造り出す、シンプルで高級感のある美しい空間となっています。