豊富町定住支援センター
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- 北海道, 日本
- 年
- 2013
町の中心に計画された、図書、多目的ホール、学童保育、役場機能の一部などが一体になったコミュニティ施設である。周辺にある既存公共施設の足りない部分を補完しつつ施設間のネットワークを緊密にすることで、町全体の公共施設の機能性を高めることがテーマであった。したがってここでは、様々な機能を独立した空間にせず、ひとつの大きな空間の中に連続して配置させることで、世代や目的の違う人々の交流を図った。地場産トドマツによる開放的な木造建築の外周4箇所を、ウチニワと呼ばれる採光空間によって欠き取り、さらに内部では耐震要素となるコンクリートコアを木造モデュールに従って配列した。ウチニワとコアを注意深く分散させることで、様々なスケールや明るさの場所をつくり、そこに相応しい家具を配置しながら人々の活動をレイアウトした。