2024年秋 : "montoakからV.A. TOKYOへ”
長きにわたって表参道の顔となってきたカフェ"montoak”が22年を経てリニューアル。物販、カフェ、ベーカリーを複合的に展開するコンセプトストアへと再生した。
外皮となるガラスファサードは、スチールマリオンにシームレスな合わせガラスを採用することで、モノリシックな重量感を孕み、表参道を行き交う人々やケヤキ並木を映し出すと共に、陽が沈むとインテリア空間が浮かび上がり、客を誘うという二面性を持つ建築となった。内部は4層にスキップしており、それぞれのゾーンは独自のシーンコンセプトで分けられているものの、吹抜けとトップライトにより開放感のある空間構成となっている。商業施設の開発でありがちな建築工事(A工事)、内装工事(C工事)といった区分を取り払い、建築とインテリアがオーバーラップして、監理も共同で当たったため、異なる業者間の調整やコーディネイトなど手間取ることも多いものの、その分現場は燃えるし、何よりもライブ感がある。インテリアデザイナーと建築家、職人たちが妥協せずに作った空間は異質である。かけた手間と気持ちの絶対量が違う・・・。そのオーラを感じていただきたい。
所在地 東京都
用途 物販飲食複合店舗
設計 橋本健
施工 三平リフォーム株式会社 (2002)
株式会社丹青社 (2024)
規模
敷地面積:134.99㎡
建築面積:123.16㎡
延床面積:220.95㎡
建蔽率:91.24%(許容100%)
容積率:163.67%(許容500%)
階数:地上2階
最高高さ:9.95m
期間
施工期間:2024年8月〜2024年11月
敷地
地域地区:商業地域、防火地域、第二種文教地区
道路幅員:北36.36m 西2.95m
構造
主要構造:鉄骨造
耐火建築物
V.A. TOKYO
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- 東京, 日本
- 年
- 2024
- インテリアデザイン
- Kata Inc. 形見一郎 (2002)
- インテリアデザイン
- The Archetype 荒木信雄 (2024)