小林眼科+小林邸
日本
© Takeshi Taira
1.新しいことに挑戦する
わたしたちが手がけてきた建築は、住宅から店舗、医療施設、公共建築など幅広い分野に及んでいますが、常になにか新しいこと、難しい事にチャレンジしたいと思って取り組んでいます。空間の作り方、構造的な事、技術的な事など内容はそれぞれで違いますが、いずれもその建築をつくるのに必要な挑戦で、それによってこれまでにない新しい建築を実現してきました。
新しいことに挑戦するというのは、単に目新しいものを追い求めるという意味ではなく、例えば、今までに設計したことのないプロバンス風の店舗をデザインして欲しいという要望に答えることも、わたしたちにとってはひとつのチャレンジなのです。斜面や不整形な土地といった悪条件も難しい注文も、新しい何かを生み出す可能性を秘めていればわたしたちはそこにやりがいを見つけてチャレンジしたいと思います。わたしたちが手がける建築のテイストは一見するとバラエティに富んでいるように見えますが、それはクライアントの個性とわたしたちの化学反応によるもので、まさにオンリーワンの建築です。
新しい住まい新しい未来を作ろうと考えていらっしゃる方にお会いできれば嬉しく思います。
2.自然指向型建築
わたしたちは、”自然”に関心をもっています。わたしたちのつくる建築物はどんなにがんばっても人工物でしかありませんが、自然から学び、自然のあり方に少しでも近づきたいと願っています。
自然光の有効利用や自然通風の促進など、自然エネルギーを積極的に利用することをいつも心がけています。実験的な段階ではありますが、クラゲから着想したプラスチックの建築や、生命体のように呼吸する建築を試作したりもしています。これらは全て「自然」により近づくことを目指しているため、〈自然指向型建築〉と名付けました。こうした取り組みが海外で評価を受け、2009年にはイギリスで個展が開催されました。会期が延長されるほど大盛況でした。
- カテゴリー
-
- 建築家
- 場所
- Kanagawa, 日本
- 社員
- 2
- ウェブサイト
- www.fads-design.jp
- 設立年
- 1991