齊藤正 轂工房

この建築は、弊社の新社屋である。

自社物件を設計するまたとない機会を有効に使おうと、建築的に実験してみたかった様々なことに挑戦した。

・構造的アクロバット　　→ルート１-１の挑戦。
脆性構造をフリーにする。
・空調的な実験・地下水による冷房　　→ペチカ的暖房
・環境実験棟・植物園
・SHOP・美術館

イスノキとは、この場所の地名が柞原であることから、柞（イスノキ）と名付けた。

柞は皇帝の玉座をつくる素材で、香川県の各地に群生していたが、今ではあまり見かけない。

イスノキという言葉の響きは、何か建築をつくる我々を指しているようにも思えたり、イスに座り本を読む姿に思えることも、イスノキと名付けた理由である。