Room Room
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- 東京, 日本
- 年
- 2010
東京の住宅が密集する場所に建つ、耳が不自由なご夫婦と子供達のためのアネックス。
小さな窓は、外の情報である消防車やパトカー、救急車などのサイレンを目で知らせてくれる大切な役目を持っている。小さな窓は家族のプライバシーを守る。
子供達は床に開けた開口部から、階下にいるお父さんに向けて小さなおもちゃを落として気がつかせる。そこから彼ら のコミュニケーションである手話が始まりまる。それまで、『声』のように壁や床を飛び越えるコミュニケーションを持た ない家族にとって、開口部を通して、手話が『声』と同じように壁や床を飛び越えるコミュニケーションとなった。
お父さんは、帰って来たよの合図に階下の木を揺らす。
子供達は喜んで床の開口部に走る。
床の開口は子供が落ちないようネットを張り安全対策。